草刈り機のキャブレター掃除

草刈り機のエンジンのかかりが悪いので、キャブレターを掃除しました。

 

今年も草刈り機を使用する時期が近づいてきました。

まだシーズン少し前ですが、準備のために試運転しようとしたところ、

エンジンがかかりませんでした。

昨シーズン後半ごろから、かかり具合が悪いと感じたことがありましたが、

なんとかなっていたのでそのまま使い続け、その後放置したままでした。

 

草刈り機は、丸山BIGMで一般ユーザ向けのホームセンター機です。

大きさは23ccぐらいで、そこそこ力もあり、扱いやすく、最も使用する機械です。

スターターを引いてエンジンをかけるのですが、

その前にプライマリーポンプというものを数回程度押して、

燃料の混合ガソリンをキャブレター内に強制的に送り込みます。

 なんとなくプライマリーポンプを押した時に、硬いような感触を感じていましたが、

その時点では特に気にせずにいました。

 

スターターを引いてエンジンをかけようとしましたが、

何回引いてもかかる気配がありません。

そこでプライマリーポンプを見てみると、そこまで燃料が来ていないようです。

燃料が吸いあがらないようなので、プライマリーポンプとそれが付いている

キャブレターを分解掃除することにしました。

 

<D.I.Yレシピ>

〇道具

 ドライバー、針金、キャブレタークリーナー、エアダスター

〇材料

 キャブレターパッキン類(ダイヤフラム)

〇掃除方法

 

キャブレターはワルボロ製のWYL型で、ダイヤフラム式、ロータリー型式

のもので草刈り機では最も一般的に使用されているものです。

キャブレターを分解したところです。

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分解したキャブレター

ダイヤフラムのパッキンは多少硬くなりつつありますが、

特に動作しない程ではない(経験的に)ようです。

キャブレター本体の燃料が通る穴(何カ所かあります)やパイプを

順番に見ていくとプライマリーポンプから燃料タンクへの戻りパイプが

詰まっていることが分かりました。

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詰まっていた部分(黒線の〇)

燃料の混合ガソリン内のオイル部分が寒天状に固まっているようです。

細い針金で固まりに通りを作り、その後キャブレタークリーナーを吹き付けて

寒天質を溶かしながら取り除きます。

キャブレタークリーナーが穴やパイプから噴き出るまで何回か繰り返します。

最後に、エアダスターで空気を吹き付けてきれいにします。

 

ダイヤフラムは今回取り外す時にパッキンに一部剥がれが生じたこともあり、

この機会に新しいものに交換しました。

この他にポンプフラムパッキンというものもあるのですが、

まだ使えそうと判断して今回は交換しないことにしました。

使ってみてあまり調子が良くない時に交換しようと思います。

分解したキャブレターを組み立てして取り付けます。

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キャブレターを再取付したところ

燃料を入れて、プライマリーポンプを数回押します。

今回は、プライマリーポンプまで燃料が来て、一部が燃料タンクに

戻って行くのを見て確認しました。

スターターを数回引くとエンジンが始動しました。

なんとなくまだ調子は十分ではないように思いましたが、

これで使ってみることにしました。