ノートPCのHDDをSSDに交換

ソリッドステートドライブ(SSD)を搭載するパソコン(PC)が
多くなってきました。ドライブ単品でも数年前に比べて
価格が下がり、入手しやすくなりました。
そこで、ノートPCの性能改善を目的に、ハードディスクドライブ(HDD)を
ソリッドステートドライブ(SSD)に交換してみました。
ノートPCはサブ機として使っているもので、主に外出先で使用しています。
この先少し使用する機会が増えそうなので、もう少し使い勝手が良くなれば
と思ったところです。
 
今回交換するノートPCは、FUJITSUのFMV-LIFEBOOKという機種です。
CPUがCore2 Duoというもので、相応に古い形式ですが、
画面が13インチとあまり大きすぎず持ち運びが便利なこと、
それなりに動作してくれることから、使い続けています。
OSはWindows10にクリーンインストールで入れ替えています。
 
特に改善したい点は起動時間です。
このPCでは電源投入からの場合、50秒程度で立ち上がりますが、
その後実際にアプリケーションが使えるまでには、
更に1~2分程度待つ必要があります。

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SDDに交換するノートPC

交換するHDDは本体の裏側に収納されています。

下の写真の黒線で囲った部分のカバーを外します。
数カ所ある止めネジを外し、カバーを写真の下方法にずらして取り外します。

 

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本体の裏側
カバーの一部分に引っかかりがあり、完全に取り外すことはできませんでしたが、
HDDを収納している部分は開けることができたので、
無理に外さず、そこまでの状態で交換作業を行うことにしました。

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HDDを取り出したところ

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取り出したHDD
HDDは容量が160GBで、容量に少し余裕が無くなってきている状況でしたので、
SSDでは容量もアップします。交換するSSDはUMAX製の240GBのものです。
PCとSSDそれぞれの接続コネクタ部分を差し込んみながら収納スペースに入れます。
SSDとカバーをネジ止めして完了ですが、
一旦、ネジ1~2本で仮止めして起動や動作を確認します。

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交換するSSD
SSD交換後、電源投入では30秒程度で立ち上がります。
その後のアプリケーションが使えるまでの時間は20~30秒程度になりました。
このPCで使用するのは、主にブラウザやワード・エクセルなどですが、
アプリケーションの起動やマウスクリック時の反応も速くなりました。
操作感などはあくまでも個人の感覚ですが、ほぼ期待通りの性能改善ができました。
また、容量もアップしましたので当面は使い続けていけそうです。


<D.I.Y.レシピ>

 

○材料

 ノートPC(交換する対象)

 ソリッドステートドライブ(SSD)

 

○道具

 ドライバー

 

○交換方法

交換作業は本文で紹介した通りですすが、

新しいSDDはそのままでは使用できませんので、以下のような準備が必要です。

その際にPCのOSをどのようにするかによって、大きく2通りの方法になります。

 ①OSは新規にインストールする

  OSのインストールメディアを準備して、クリーンインストールする。

 ②交換するHDDと同じ内容を書き込む

  HDDの内容をSDDに書き込む一つの方法として、

  クローンディスクを作る方法があります。

  今回はこの方法を使用し、紹介した交換作業の前に

  SSDはHDDと同じ内容にしています。

  詳しい方法については、別の機会に紹介したいと思います。